こんにちは!
アカシックレコードリーダーのきょんです。
リーディングをさせていただいたお客様よりご感想をいただきました。
リーディングの一部とご感想をシェアさせていただきます。
私のリーディングにお申し込みくださる方は大半が女性です。
でも、今回は男性からリーディングのお申し込みをいただきました。
「自分がやるべきこと」「生まれてきた理由」などを知りたいと、お申し込みをしてくださいました。
リーディングを始めてみると、私にしてはめずらしく日本での過去世が出てきました。
さて、どのような過去世の物語が見えたのか、ご紹介していきます。
江戸時代に寺院を任されていた僧侶
見えてきたのは、茶色い袈裟のようなものを着て笠を被った男性僧侶です。
ここは18世紀中期の日本で、この男性がクライアント様のこの時代の姿です(以降、「男性僧侶」と呼びます)。
男性僧侶は位の高い僧侶だったようで、場所は現在の栃木県のとある市のあたり。
当時この地域にあった、とあるお寺の責任者でもありました。
この日、男性僧侶は村の脇を通る小道を歩いていました。
ふと空に目をやると、その先には大きな鷲が数羽空中を旋回しています。
その姿を見て男性僧侶は足を早めます。
足早に歩くと、間もなく数人の村人が見えてきました。
村人たちはとある方向を指し示し、男性僧侶に場所を伝えているようです。
その示す先には、ゴザがかけられた遺体が横たわっていました。
男性僧侶はその亡骸を確認すると、手を合わせて念仏を唱えました。
どうやらこの村の者ではない無縁仏のようです。
遺体の首元に手をやり、お守りのようなものをはずすと、そのまま寺に持ち帰りました(念仏を唱えたことにより魂が遺体から抜けたため、不要となったお守りは寺でお焚き上げをするためのようです)。
別の日の様子です。
見えたのは、年貢を納められない村人を村役人たちが激しく咎めている場面です。
その家の前を通りかかった男性僧侶はしばし悩んだ末に、村役人たちに近づきこう言いました。
「私は仏の道に仕える身のため、見て見ぬふりはできないのです。どうか今日はこれ以上のお咎めは勘弁してあげてもらえないでしょうか」
村役人たちが去った後、その家の村人は男性僧侶に向かってこう言いました。
「仏がいるならなぜ我々だけがこのように搾取され続けるのか。暮らしは楽になるどころか苦しくなる一方。一体何のために生きているのか。」
人々の生活を圧迫する寺の存在意義
実はこの言葉には仏に対する痛烈な批判が含まれています。
当時、幕府によって導入された寺請制度により、村人たちは必ずどこかの寺院の檀家になることが強制されるようになりました。
そのため、幕府に納める年貢だけでも厳しいのに、所属する寺院に対するお布施も度々上納する必要があり、人々の暮らしを圧迫していたのです。
寺請制度により寺の運営は安定したものの、村人の苦しみの上で成り立つ安定で本当によいのか。
もっと皆が心穏やかに、真の意味で安定して暮らせる道は無いものか。
男性僧侶は夜になると仏様の前で問答するようになります。
そんなある夜、男性僧侶はふとメッセージを受け取ったような気がしました。
「知恵を働かせて安寧の世を作りなさい」
目の前の仏像がそう語り掛けているように感じたのです。
そこで男性僧侶は、寺を訪れる村人たちに対し形骸的な説法や法要を行うだけでなく、より深く村人たちの生活の不安に寄り添っていこうと決めました。
時間をかけて村人たちとの信頼関係を築いていくと、いつしか彼らも年貢に対する不安や、連帯責任による監視への重圧を男性僧侶に吐露するようになっていきました。


